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グーグル・グラス2とスマートウォッチ、ニューmoto360等が本格的なウェアラブルの時代をつくる。

DSC_0141“「グーグル・グラス」に漂う暗雲、アプリメーカーの関心低下”
の記事が象徴しているように、「ウェアラブルって本当に普及するのか怪しい。」といった言葉が、ウェアブルを検証し続けている某大手上場企業社長の口から出た。スマートグラス、スマートウォッチの現物を手に入れた時に、期待外れだったという感想を持った人は多いはずだ。過度な期待が大きな失望を産んだのだ。
モトローラーのスマートウォッチmoto360は、Google Wearが実装されてスマホの電話を受けることができるが、スピーカー・マイクを搭載していないので、うっかり受けると、あわててカバンの中のスマホを探すハメになる。
製品の仕様そのものがまだ発展途上だ。さらに、バッテリーの持ちが短かすぎて日常的には使い難いという致命的な問題を抱えていたりする。期待値に技術と仕様が追い付いていない状況だ。

ただ、パラダイムチェンジするような画期的な製品は、最初は期待を裏切り、興味をなくした後、グーグル・グラス2、ニューmoto360となって本質的に求められる仕様にバージョンアップしてゆっくりと普及する可能性を秘めている。
Gartnerが誇張広告の視点でこの考え方を視覚的にわかりやすくまとめた。ハイプサイクルだ。賛否分かれる考え方だが、本質に近い気がする。このハイプサイクルとイノベーティブ商品の成長をかけあわせると、ウェアラブルの未来が少し見えてくるように思う。

パラダイムチェンジするようなイノベーティブな商品は、Inovation Trigger期にパラダイムチェンジするような革新的な製品が出るといった報道によって、商品としては期待に応えられないにも関わらず過度な期待を持たされはじめる。次にPeak of Inflated Expectations期に一部のアーリーアダプターがちょっと触るだけで直ぐに飽きるような商品に対して過度の期待、妄想がピークを迎える。そしてTrough of Disillusionment期に現実離れした理想を実現できない事を知り期待と興味を失いメディアでも騒がれなくなり商品も売れなくなる。最後にSlope of Enlightenment期に地に足がついた商品としてバージョンアップし価値が出てその価値にあった正しい報道がされはじめ、Plateau of Productivity期に適切な認知が進むといったシナリオだ。
ザウルス、Palm、NewtonなどのPDAが一度メディアから姿を消した後、スマホとなってバージョンアップしたと考えればこのパターンに当てはまっていると言えるかかもしれない。
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グーグル・グラスやmoto360などのWeareble User Interfacesは、このハイプサイクルによれば2014年時点で、山の頂点となっている。商品化されて2年。世間的には過度な期待が急激に失われはじめる時期となる。
一方で、例えばグラス関連技術で言えば、日本の大学が網膜に直接投影する方式の世界最小のプロジェクターの実現に挑戦しているなど、個別技術はひっそりと着実に進化している。また、目も耳も使えない人が遠隔でコミュニケーションをとれるようにするために、ネット経由で指に触覚刺激を与えられるグローブの開発といった本質的な問題解決に挑戦しているテックハードウェアスタートアップも現れだしている。
Apple Watchをピークに、今後、メデイアからの派手な露出が無くなるタイミングが今かどうかは定かでは無いがWearbleのコンセプトそのものは、本質を捉えているので、いずれユーザーのウオンツ、ニーズにミートした価値がある商品として進化し、普及していくと確信しているのは、私だけでは無いであろう。

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