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12年後に楽曲市場はゼロになる。後発組がつくる新しいマネタイズモデル。

 

日本レコード協会によると、1998年の音楽市場は6,000億円で、2013年に2,700億円と15年間で半分以下となっているとのこと。年間減少率を単純計算すると12年後の2026年に0円になる計算だ。

 

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減少は、インターネットの普及率と見事に反比例している。ネットが音楽市場を変えてしまったのだ。特に、Youtubeを筆頭とする動画配信の普及が「音楽=無料」というユーザー体験をつくった事により、現在の中高生は音楽は無料だという意識となっている。ワールドワイドでも同じ傾向で、CDが売れているのも日本ぐらいで、CDを支えているのは、もはやネットリテラシーが低くてダウンロードの方法がわからない層、鑑賞用として飾っておきたい層とAKB選挙権・握手券ぐらいであろう。レコードだけでなく、CDも日常的に使っている人は少ない。

「Spotify」「 Pandora」「Unlimetd」「レコチョクBest」など月額1,000円程度で聞き放題のサービスの普及が加速しており、さらに「LINE MUSIC」などの新規参入組も増えている。

 

厳しい市場だが、変化のタイミングは、ベンチャーにとっては大きなチャンスでもある。楽曲の売上がない後発組が圧倒的に有利だ。楽曲による既存の売上の毀損を心配することがなく、縮小していく市場を考慮した収益構造をつくれるからだ。まさに、”レガシー市場に存在する後発の優位性”だ。

新しい発想を持った後発参入組が新しいバラダイムをつくる時代が来た。今がまさに、音楽業界地図が大きく塗り変わるクロスポイントだ。この変化の波に乗れた者が新しいリーダーとなる。2026年にはプレイヤーが入れ替わって違う景色になっていそうだ。

  

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