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YouTubeで1,200万回再生させたアーティストericaの誕生秘話

erica_kokuutaシンガーソングライターerica。今でこそ、彼女の曲がYouTubeで総再生回数が1,200万回を超えたり、TBSの番組主題歌・挿入歌として起用していただいたり、大手企業とのコラボをもらえたりと、露出が増え、ファンが増え、今月7日には渋谷のeggmanで単独ライブまでやれるようになったが、彼女がここに至るまでの道のりは、決して華やかなことばかりではなかった。

 

ericaが初めて歌手になりたいと思い、親に内緒でオーディションに応募したのは、彼女が小学校5年生のときだった。当然ながら応募したことは即座に親にバレて却下され、その後も親にオーディション参加への同意をもらえることはなかったそうだが、その想いはその後も消えることはなかった。

 

ericaの運命を変えたのは、親の同意がなくてもオーディションへ参加ができるようになる20歳の誕生日に送った大量の応募用紙の中の一枚だった。初めて歌唱審査まで進んだオーディション、しかもよりにもよってトップバッター。歌い始める前から緊張で頭が真っ白になっていた彼女は、途中で歌詞を忘れてしまった。しかし、そこで彼女は諦めることなく「ラララ」で歌い、審査を乗り切った。その彼女の機転と度胸に惹かれたこともあり、審査員として参加していたnaoがプロデューサーとして手を挙げたのだった。

 

歌手デビューへの挑戦をはじめたericaに最初に課せられたのは、42日間という短い日数で手売りのCDを1,000枚売るということだった。誰も彼女を知らない状況の中、毎日重たいキーボードをかついで路上ライブを行うこと、それは肉体的にも精神的にも生易しいことではない。昼間は仕事をして、夜は路上で歌い続ける。終電後はTSUTAYAに居座って朝まで作詞をし、シャワーだけ浴びてまた仕事に向かう。ろくに睡眠も取らず、気力だけで立っているような毎日。必死で歌っている彼女の前を素通りする歩行者、そして歌っている目の前に路上駐車するトラック。

 

心が折れそうになり、路上ライブのあとは毎日のように泣いていたという。

 

ただ、身も心もボロボロになったこの路上ライブが、彼女の人生に大きな力を与えてくれる答えを出してくれたのだ。

 

IMG_2463一番大きな収穫は、“自分が本当に求めていることは何か”ということに対する答えだった。「歌に自信があるから、歌手になって有名になりたい」というありがちな動機で飛び込んだ世界だったが、誰にも受け入れられない現実が夢から目覚めさせてくれ、「本当に人の心に届く歌を歌いたい」という自分の想いに気づかされた。そして、「心に届く歌」の本質とは「音で想いが伝わる曲」であるという答えにも辿り着くことができたという。

 

42日間の路上ライブの最終日には、途中からボランティアで路上ライブをサポートしてくれるようになった人を中心に、新宿南口に100人を超える人だかりができ、感動のフィナーレを迎えることができた。この時の経験は、彼女の人生の中で一番心を揺さぶった日だったに違いない。

 

彼女はわずか42日間で大きな成長を遂げることができた。

 

結局、「何のために生きるのか」「どこへ向かうべきなのか」「自分は何者なのか」といった答えは自分で見つけ出すしかない。人生については教科書も教えてくれる人もいないということだ。自分で答えを出すための最良の方法は、「逃げ道がなく、自分が追いつめられる環境をつくる」こと。 人生最大の敵は自分自身。追い詰めれた環境のほうがそれをより鮮明に認識することができる。

 

自由で快適な環境でなんとなく生活していると気がついたときには、すでに棺桶の中にいるようなものだ。残念ながら人生は一回だけなのである。

 

日々の生活や自分の将来に漠然とした不安を感じているのであれば、一度ericaのライブを見に行ってみてはどうか。きっと彼女の歌声が、あなたに挑戦する勇気を与えてくれるに違いない。

 

【名称】 ericaワンマンLIVE2014

【日時】 2014年12月7日(日)  開場12:00/開演12:30

【場所】 渋谷eggman 東京都渋谷区神南1-6-8(TEL:03-3496-1785)

【料金】 前売3,000円 / 当日3,500円 ※ドリンク1杯無料券付き!

【予約】 イープラスローソンチケット

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