Tech Hardwares ®
Tech Hardwares ® テックハードウェア

世界のブランドランキングに入った日本のテックハードウェアはたったの1社。鍵を握る3つのキーワード。

スクリーンショット 2014-12-09 13.20.08Forbesによれば、世界のブランドランキングトップ100社の中に入っているテックハードウェアは9社。日本は67位のキャノン1社だけだ。ソニー、パナソニック、シャープ、日立、東芝などその他の日本のテックハードウェアメーカーはランクインしていない。認知されやすいBtoCメーカーにも関わらず残念な結果だ。

 

<100位内のテックハードウェアブランド>
1位.Apple
5位.IBM
7位.GE
8位.Samsung
27位.Gillette
36位.HP
67位.Canon
76位.Philips
100位.Dell

 

マンハッタンに滞在している時に、中国人、ブラジル人、イタリア人だけでなく母国の米国人からも言われた。”車と家電は日本製が無難だよ。壊れないから”
商品そのものの価値はしっかりと評価されているのだ。ただ残念な事に”大好きにはなってくれていない”ということだ。どうやらロイヤリティマーケティング(ブランドに強い忠誠心を持たせる活動)が下手っぴのようだ。

 

7位に入ったGEは、”オープンイノベーション”と”コミュニティ”を切り口にしてオンラインでテックハードウェアの商品企画開発を行っているQuirkyと提携して新しい挑戦をしている。Qurikyは2009年に設立された米国のベンチャー企業だ。
なんと、GEは保有している特許をQuirkyのオンラインコミュニティに解放してオープンに商品企画開発を行っているのだ。
まさに、クローズドイノベーションからオープンイノベーションの波に乗ったというわけだ。巨大組織にもかかわらず鋭敏な動きと潔さはさすがだ。

 

Quirkyは商品の企画段階からそのプロセスをすべてオンラインでガラス張りにする事により消費者を巻き込む仕掛けとなっており、少なくともQuirkyのコミュニティには”ウチワ感”を醸成し強力なロイヤリティを持たせる事に成功しているはずだ。
自宅のリビングで足を投げ出しながらゲームフィケションとして企画開発者サイドに立てるウチワ感は、ロイヤリティマーケティングにおいて今までに無い新しいソフトベネフィット(特別なイベントに招待したり、特別な接客をするなどの利用者、購入者だけに与えられる特権)を与える事に成功している。

 

また、コミュニティを中心とした企画開発のこの一連の流れが、コミュニティに参加しない傍観者からも、ガラス張りになったオンライン劇場として鑑賞できる仕掛けとなっている点も好感度を上げている。

 

”オープンイノベーション”、”コミュニティ”、”ウチワ感”この3つのキーワードは、次世代のロイヤリティマーケティングにボディーブローのように効きそうだ。

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