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成功している起業家は利己的で攻撃的だったりする〜優れた起業家の条件〜

スクリーンショット 2014-12-13 12.10.10テッククランチに掲載されたファウンダー・インスティテュートの記事によれば、優れた起業家の条件は、
「プロフェッショナルとしての経験」「高い知性」「適度な許容性」「高いオープン性」で、
ダメな資質は
「言い訳が多い」「情報不安定」「利己的で攻撃的」「他人を騙す」「ナルシスト」
無関係なDNAは
「IQ」「良心」
との事。
教育ではなく、資質を細かく分析しているので興味深い。ぶっちゃけ起業家は資質8割、教育2割だと思っている。資質は努力ではカバーできない。
優れた起業家の定義を、適法で道徳的な事業を行い継続的に売上、利益を右肩上がりに出せる人とし実際に二桁億円規模に成長させた周囲の起業家の特徴と照らし合わせてみた。あくまで個人的な意見だが。
「プロフェッショナルとしての経験」。事業をやる上で社長が持っている高い専門性は大きな強みとなり、濃厚な企業カラーにしているケースが多い。
論理的な思考やPDCAをすばやく回して失敗経験を生かすパターン認識などの「高い知性」を持ち合わせずに、成功している人は見た事がない。
事実としては10年、20年前の世代では、むしろクローズ性を持っている成功者が多かったが「高いオープン性」は、最近極めて狭い領域の高い専門性を持ったスペシャリスト達が増えてきたので、すべて自分でやるよりも、横連携した方が早く質が高い結果が得られるので重要な鍵となりそうだ。
「適度な許容性」はほとんどの起業家に必要な資質だと思うが、アップルの創業者であるジョブスやソフバンの孫さんのような極一部の天才型には必要無いのかもしれない。ただ誤解してはダメなのは、天才は僕の記憶の中でも数人しか浮かばないぐらい少ない。
「言い訳が多い」「情報不安定」は起業家としてダメな資質というよりも、人としてダメだが、「利己的で攻撃的」「他人を騙す」「ナルシスト」で成功している上場企業の社長は複数知っている。さすがに名前は言えないが・・・(笑)
一見誰もついてこないし、誰からも支援されないように思えるが、お金の力は凄まじく、「利己的で攻撃的」「他人を騙す」「ナルシスト」でも一度、数値の結果を出すと協力者がたくさん群がって好循環に回る光景を何度も見た。結果としてある水準レベルの結果は出せている。
「IQ」が無関係な資質であるというのは、その通りだと思う。むしろ「IQ」が高過ぎると自分を過信して、人の脳を信用しなくなったり、自分の考えを理解できない人を理解できなくて人を使えなくなったりといった弊害を産んでいる現場をよく目にする。むしろ自分の能力の足りない部分を自覚して総合的には低く評価するぐらいの人の方が、他人の能力を生かそうとするので、組織化しやすく経営者としては成功しやすい。
程度にもよるが、高い「良心」を持って行動しているいわゆる良い人も起業家として成功している人は稀かもしれない。むしろ、永遠に利益を出せず都合の良い弱い立場になってしまう事の方が多い。
個人的には、この調査結果に含まれなかったが、起業家には「楽観性」「辛抱強さ」が一番必要な資質のように思う。
成功している起業家は漏れなく失敗をしており、創業時に考案したビジネスモデルがうまくいかずに、全く異なったモデルに変貌しているのもよくある事だ。あの天才のソフバンの孫さんでさえ、起業当時に通信キャリアを目指していたはずはないが、現在の事業の柱は通信キャリアだ。
失敗した時、危機に陥ったときに、未来を悲観的にとらえて諦めた人は退場してエンドだ。
起業家のゴールは起業する事ではなく継続させる事だ。そのためには、壁を乗り越えるための「楽観性」「辛抱強さ」が一番重要なのではなかろうか。

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