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CEO Blog 山瀬明宏のブログ

資金調達はゴールではなく単なる手段だ〜ヒーロー扱いは時期尚早〜

DSC_0685アベノミクスの影響でスタートアップ企業への投資マネーがジャブジャブし”10億円の調達に成功”などといったニュースが、頻繁に報道されている。


まるで、ヒーロー扱いで資金調達がまるでゴールのような印象さえ受ける。結果として調達資金に成功して”消費”と”投資”の区別がつかずに派手に浪費をしている起業家も現れている。1999年のITバブルと同じ浮き足立った空気感だ。


仮に10億円の調達に成功したら、リスクマネーなのでどんなに少なくとも5%、0.5億円ぐらいの利回りは期待されると考えて欲しい。配当で0.5億円、配当性向が20%とすると、純利益で2.5億円、営業利益で5億円、営業利益率を10%とすると、売上が50億円は必要だ。それも調達後1年後から毎年50億円の売上が20年継続する計算だ。


調達した10億円をなんらかの投資で使う時に、50億円の売上、5億円の営業利益が期待されている意識を持てば、リターンが無い消費はなくなり、1円でもリターンの可能性を持った投資として使わざるえない意識になるはずだ。もっとも、リターンをあまり強く意識し過ぎて萎縮して使えなくなってしまってもダメだが。


是非、資金調達はゴールではなく単なる手段に過ぎないこと。調達した資金は、消費ではなく、投資として使うという事。しっかりマネタイズに成功して収益で事業継続が可能な状況にまで成長させてはじめてヒーローになれるという事を意識していただきたい。

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