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CEO Blog 山瀬明宏のブログ

109よりもイオン好きな10代〜安定×堅実×合理的×社会貢献〜

IMG_0024”【男子に朗報】10代女子の大半は「イオンのフードコート」デートをアリだと思ってる!”といった記事の内容が渋谷にある某ファンション系雑誌出版社の社長から聞いた話とピタッとあった。

ギャルの聖地として憧れを持たれていた渋谷109が苦戦している。109でかわいいと思った服を見つけたら、似ているデザインの服をネットで半額で買う。一方で川崎のラゾーナが熱い。また町田などの都心郊外に住んでいる10代は、近くのイオンに行き、新宿や渋谷に出てこないとの事だ。彼女らに言わせれば、ラゾーナ、イオンに共通しているのは、映画、ご飯、ショッピングすべてワンストップで、しかもリーズナブルな価格設定なので、背伸びしなくても行かれる場所。徹底した”合理的”な行動だ。

見栄がないので、イメージ先行型のブランドは全く刺さらない。彼女らはモノに対する欲求が低く、わざわざ新宿や渋谷に行く必要が無いとの結論を出している。良く言えば、ブランドに踊らされないで地に足がついている。悪く言えば上昇志向が無い。

バブル期1989年直前、上を見て、背伸びして、借金して洋服を買いあさっていた世代とは対極的だ。堅実で”合理的”な印象。

彼女らは、物心がついてきてからずっと、世帯所得が横ばいで、デフレの世の中で生きてきたので、右肩上がりのインフレや成長の経験が無いないので、一攫千金なんて頭の片隅にもなく、”安定”を軸にした守りの態勢で生きているのかもしれない。
また、ネットが完全に生活に溶け込み、一つの事、モノ、人に対する情報がマスメディア中心ではなく、友人、遠い友人、知人、第三者といった多くの視点での多面的な情報がネットを通じて簡単にシャワーのように入ってくるので、マスメディアからの情報は、情報源の一つに過ぎなくなった。テレビや雑誌などのマスメディア情報を鵜呑みにせずに必ずネットで裏をとっているようだ。

一方、彼女らが思春期ど真ん中の4年前の311の時の日本人は、”我”ではなく”輪”が全面に出ていた。日本人が島国で、単民族国家で、おまけに高齢化による年金の負担問題があるせいか、自分さえ良ければといった発想を持てる環境では無かった事が原因なのか、モノに対する欲求ではなく、社会貢献に対する欲求「競争」ではなく「協力」を軸にした欲求が強い印象がある。

どうやら現在の10代の等身大の姿を映すキーワードは、”安定”、”堅実”、”合理的”、”社会貢献”のようだ。

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