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グローバルで通用するポイント〜欧米人を虜にしたパフュームライブが語る〜

live世界のライブエンターテインメントの頂点となっているのがオフブロードウェイだ。ブロードウェイよりも小さい劇場を使っており舞台との一体感があり臨場感が味わえる。特徴は全体的にセリフが少ない事だ。全く無いケースも多い。
おそらく、マンハッタンが多民族、多国籍の人が集まっているメルティングポット(人種のるつぼ)となっており地球の縮図と化し、英語が得意でない観客に育てられて自然とそうなったのだろう。結果としてオフブロードウェイはグローバルで通用するエンタメになったのだ。
つまり、グローバルで通用するエンタメの鍵は、セリフなしでも伝わる質の高いジェスチャー、映像、音で表現できるかどうかだと言えそうだ。

SXSWで日本のJPOPアーティストであるパフュームのライブを観た。ライブも楽しかったが、驚いたのが日本語で歌っているにもかかわらず、欧米人が異常に盛り上がっていたことだ。高いクリエイティビティを持った演出に完全に捕まっている欧米人の姿はステージを観るよりも愉快だった。日本のアーティストが世界で通用した瞬間だ。
パフュームライブは、プロジェクションマッピングと効果音を組み合わせたハイテク武装の演出、独特の振付、コンセプトに合った衣装、綺麗な容姿、リズムカルな楽曲と、歌詞がわからなくても十分に楽しめるエンタメ性がてんこ盛り盛りだった事がグローバルで通用した理由だろう。

オースティン滞在中、たまたま米国人から日本のウェブサイトについての感想を聞く機会があった。

「日本のサイトは、写真が小さくて文字ばかり、なんだか面倒くさくなって見たくなくなる」

と言われた。指摘の通り、欧米のサイトは、文字が少なく、写真は日本よりも大きく、動画も沢山盛り込まれておりパッと見ただけである程度の内容は伝わってくるデザインとなっている。ごもっともの鋭い指摘だ。

欧米のウェブサイト、オフブロードウェイ、パフュームのライブを通して共通して言える事は、”伝える”手法は、単民族国家の日本だけなら文字中心、セリフ中心、歌詞中心でも通用するが、グローバルでは、よりビジュアル中心、音中心にする必要があるという事だろう。

どうやらグローバルで通用させるためのキーワードは、”脱文字依存”、のようだ

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