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CEO Blog 山瀬明宏のブログ

AppleのBill Graham Civic Auditoriumでの派手なイベントの裏にある堅実経営。Apple成長の足跡。

AppleApple-Campus-2-Rendering-001-Retina-optimized-1024x567イベントとは無関係でクパチーノの銀行にミーティングで来ただけなのだが、9日当日Appleのサンフランシスコの大型な施設Bill Graham Civic Auditoriumでの派手なイベントとぶつかってしまいイベント当日という事もあり相変わらず米国メディアはお祭り騒ぎだ。個人的には、リンゴは相当食べたので、満腹気味だが、改めてAppleの強さを感じさせてくれた。

IMG_1177IMG_11781976年設立から、今年2015年まで39年間経った現在でも、本社クパチーノ周辺には沢山のIMG_1183Appleのオフィスが点在している。銀行の話では、この点在したオフィスを統合すべ
き、現在、5年後の完成を目指してまるで宇宙船のような円形の巨大社屋を建築しているとのこと。

クパチーノを歩くと、点在している拠点を統合する暇も無いくらいの速度で駆け抜けてきた急成長の様子が目に浮かぶ。
スタッフの増加速度が速すぎてコラジューのように追加、追加となったのだろう。

規模は全く違うので比較するのは烏滸がましいが、僕もKDDIウェブコミュニケーションズ(当時の社名はCPI)を創立した当初、まだ数十人しかいない状態だったときに、神田周辺にオフィスが3箇所と点在した時代を思い出す。

Appleは固定費が大きくなるような極端に大きなオフィスを準備する方法論ではなくオフィス賃料を堅実に抑えながら拡大していったのだろう。

シリコンバレーでは、エンジニアを中心に人件費が高騰しており、ちょっとコードが書けるだけで1000万円オーバーの年収は当たり前の状況だ、リクルートでもさらに強くなるためには、職場環境にもイノベーションが必要だと判断したのだろう。

宇宙船社屋は、一見、儲かっている企業の道楽のようにも見えるが、時価総額世界1位になった2015年時点で、未だ点在しているオフィスの状況が、中途半端な投資では逆に回収できず、しっかりとリクルート、ブランディングの戦略的な投資が必要であり、そのためには妥協しない超一流のクリエイティブであり、革新的なイノベーティブでなければならないという結論。5年かけても宇宙船で無ければならないという判断に至ったのだろう。

成長している企業は一見派手な投資をしているように見えても、堅実な投資をしている。日系の家電メーカーが軒並み一桁の利益しか出せていない状況で、その数倍の驚異的な利益率を実現させたのも堅実な投資姿勢の結果であろう。

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