CEO Blog
CEO Blog 山瀬明宏のブログ

2018年のキーワードは音声UI、AI、ICO、ライブEコマース(1)

15109809002652014年スタートアップの世界では、IoTを軸としたメイカーズブームで盛り上がっていたがもっとも華やかなウェラブル系IoTガジェットであるPebbleが2016年Fitbitに買収されたことが象徴しているように、スタートアップでもなんとかハードウェアをつくれる環境にはなったが、売れる、売れ続けるハードウェアをつくれる環境にはまだ遠いというのが現状だろう。なんらかの方法で今後整備される可能性はあるとは思うが。

今年の夏から、コンシューマー向けIoTであるチャットボットを使ったAIスピーカーが登場したが、リリースしたのはGoogle、Amazon、Lineといった、スタートアップではなく世界的な大企業からだけだ。今後AppleやSONYからもリリースが予定されている。
形状は全く異なるが、2014年に発売されたPepperもはコップも持てず、できることはチャットbotを使った音声UIであり、実態は現在のAIスピーカーと同じだ。違いは装飾として人型にしただけだ。
Pepperが瞬間風速だけで終わったしまったのは、価格と大きさの問題だろう。この問題点を考慮して小さく、安くしたのが現在のAIスピーカーというわけだ。

iPhoneが登場したタイミングでタップUIが競争優位性および付加価値として注目されはじめたが、大手参入ラッシュでタップUIではなく、本格的な音声UIの時代に入ってきた。両手フリーの状態で操作できる音声UIは、”ながら行動”ができるので行動の時間効率を著しく上げる。また、日本でもデジタルネィティブの世代が30歳弱となってきており彼らが普及を加速させる可能性は高い。
スマホのアプリと同様に、それぞれのプラットフォームに適応したサービスを増やしそれぞれのエコシステムを構築する戦略だ。
Strategy Analyticsによれば、AIスピーカーはAmazonが市場の7割以上持ち、2016年に600万台(実績)、2017年には2400万台(予測)の市場に成長するとのことなので、人型音声UIのように直ぐに消えることは無さそうだ。

タップUIから音声UIへ変わるこのパラダイムチェンジは新しいビジネスモデルを持った大化けする企業が生まれやすい。大きなチャンスだ。スタートアップとしては、AIスピーカーメーカーとしての参入ではなく、これらのハードウェアを使ったプラットフォームの音声UIを使った新しいサービスをつくるというのが一番現実的な乗っかり方だろう。Google DevelopersAmazon Alexaのように各社ともにエコシステムを作りたいはずで開発環境を準備するはずなので。

また、2017年に入ってから、Google、Amazon、IBMがそれぞれGCP、AWS、Watsonで自然言語解析、画像解析、動画解析、翻訳、性格分析(ビッグファイブ)などのAI のAPIをリリースしており、ディープラーニング、機械学習の知識がないエンジニアでもAIを使ったサービスが簡単につくれる環境が整い、もはやスタートアップのウェブやアプリサービスにAIを使うのが当たり前の空気になってきている。
因みに、アップライブでも、ディープラーニングを使った作曲アプリmuddicaをつくってみたが、なかなか面白い。笑。(年末ぐらいにリリース予定)

ディープラーニングを使ってビッグデータを活用するのはもはや当たり前の時代になりそうだ。どのカテゴリーでも、○○○✖️AIとなっていくだろう。

長くなってしまったので、ICO、ライブEコマースについての考察は次回。

Recent entry of CEO Blog